＜治療前の考え＞

幸せになりたいなんて思っていなかった。

少しだけでもこの苦痛が軽減されればと思った。

ただ平凡な暮らしがほしかった。

家族に負担をかけたくなかった。

お金を稼がなければという焦りもあった。

治療をはじめるときは藁にも縋る気持ちだった。

少しでも楽になりたかった。

正直、治療は不可能だと思っていた。

＜治療過程中の考え＞

治療をはじめて1年が過ぎた今、治療以前の自分と比べてみるともう号泣だ。本当に感謝の気持ちをどう伝えれば良いのか、

治療過程中は欲張らずに黙々と与えられたことをした。そして思うことは魚を与えるのではなく、釣り方を教えてもらっているような気がする。

自分で自分を治療できる能力をつけてもらっているようだ。

今これを書くこともまた治療過程においては重要な部分なのだろう。多くの考えが頭をよぎる。

治療を進めながら一番重要なことは自分自身に対する信頼だと思う。

治療できるという信頼、苦痛から抜け出し幸せになれるという信頼。

誰も言ってくれなかった「あなたの病気は完治され幸せになれる」という言葉を先生から初めて聞いた。治療は可能だという言葉を。

私がどれだけ苦しんでいるのかを分かってくれ、完治の希望を与えてくれただけでも私には大きな支えになった。

＜治療を勧める言葉＞

ほとんどの人がさらに悪化されてから治療のことを考えはじめるが、

たくさんの人が経験しなくても良い苦痛にまで進まずに、早く治療をはじめて事前に予防ができることを望む。

幸福になれる資格なんてない人だと思っていましたが、幸福をつくっていくことが私が生まれた理由だということを悟らせてくれました。私自身が幸福な人になり、周りにもその幸福を伝播できる人になりたいです。