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心理療法士 エスターペレル 「不倫の再考」
2015年3月TEDで心理療法士のエスターペレル氏は((Psychotherapist, Clinical Instructor at the New York University School of Medicine)「不倫の再考」(Rethinking infidelity)というテーマで不倫の定義を
第一に秘密の関係、第二に感情的交流、第三に性的欲求(性行動というより個人の欲求または想像)の三つの原因があるという内容で講演をしました。
今までに全世界で不倫の原因を夫婦問題、性の問題、愛の問題、個人の人生、性欲の解消、経済的な問題など様々な原因で不倫が発生していると分析して、これを解決するための研究をしています。
この「不倫の再考」という講演を見て、この定義で何を治療するのか、言及された原因を解決すると果たして不倫をしなくなり、夫婦関係が回復され、幸福な夫婦になれるのかという印象と受けました。既存の不倫に対する解釈とあまり差がないのですが、不倫を考える観点を再考したという点は意味があると思います。
日本心理教育院では従来の心理治療や薬物治療がカウンセリングを中心に進められていますが、心理治療がされずに悪化している現状に疑問を抱き、その根本的な原因を探るために研究を続けてきました。その過程で人間の心と性がはたらく原理を体系的に究明した「こころ理論」と「性こころ理論」を開発するに至り、不倫が発生する原因は心理障害である関係依存によって発生し、不倫された配偶者には外傷トラウマが発生することを突き止めました。従来の不倫の原因と言われる様々な原因、例えば性の問題、夫婦間の問題などはすべて不倫をする人の口実であり、不倫を合理化して自分の不倫を正当化するのであって、それが不倫の原因では決してないのです。
不倫の原因である関係依存は認識障害と表現障害が同時に発生した重度の心理障害でありために、この心理障害を治療すると、正常心理に回復され幸福に生きていくことができます。また不倫された配偶者も自分に発生した不倫のトラウマを治療すると日常に戻り幸福に生きていくことができます。つまり不倫をする人は心理が病気になり、不倫された人は強力なトラウマによって大変な苦痛と裏切り感を抱くのです。
不倫によって夫婦が離婚を選択する前に、不倫をした人は自分の関係依存を治療して自分の配偶者の外傷トラウマを治療してあげるようにするべきで、また外傷トラウマが発生した配偶者は自分のトラウマを治療してから相手の関係依存を治療できるように機会を与えるべきなのです。自分の関係依存や外傷トラウマを治療してあとで、夫婦が幸福に一緒に生きていくのか、離婚をして新しい人生を生きていくのかを選択するべきです。自分を治療することが先で、相手配偶者にも治療の機会を与える必要があるのです。
いかなる問題であれ明確な原因が必ずあります。原因が正確に分からないと、その原因によって表に現れる現象を解決しようし、その現象が問題だと解釈してしまう誤謬が発生します。したがって不倫の正確な原因を知って、その根本原因を治療すると、表に現れる様々な現象は自ずと解決され、幸福に生きていくことができるのです。
不倫をする人は関係依存が原因であり、不倫された配偶者は外傷トラウマの大変な苦痛を覚えます。その関係依存と外傷トラウマを治療しないと、心理はますます悪化されて不幸な人生を生きるしかないのいうことを全世界の人々が知ってほしいと思います。
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